2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

自由、無限、真理

ヨーロッパの哲学者は、「無限」という言葉が好きだ。自由な精神は、永遠の真理を求めて、無限大の世界を飛翔する。しかし、自由なのは「精神」だけだという点が重要だ。実際には、肉体は有限に縛られ、人間は有限の世界でもがいている。「自由な精神」とは…

一夜漬けの人生に終止符を!

修士課程受験の手続き面は終わったが、肝心の受験勉強が駄目。後一か月を切ったのだが、雑用に追われている。過去問題を見ると、緊張する。限られた時間に回答を書く練習は、もう数十年もしていない。まあ、自分の半生は基本的に一夜漬けのものだったなあ。…

今日、卒論の代わりを出す

大学院修士課程の受験資格の一つが「卒論」だった。私は、それを出していない。そのままにしていたら「代わりになる論文を今週中に出さないと、受験資格がありません」とのこと、あわてて、この間書き溜めていたのを集めて、体裁を整えて出す羽目に。「IFRS…

必然について 過去が変わる

量子力学は、「観察することにより、結果を変化させる」のだという。それ自体、素人には理解しがたい話なのであるが、最近のニュースでは、「観察することが過去を変える」という実験結果が出たという事だ。 それは、前回私が言ったことを覆すものだが、もし…

必然について

「必然」について、思いついたことがあるので、ここに書き留めておく。 まず、過去に起きたことは、二つの決定的な特徴がある。 まず、時間を前に戻すことができない以上、起きてしまったことは「変更できない」ものであること、次に、それは「記憶ないし記…

哲学は必要なんだ

世の中には、「哲学」もあるが、「何とか哲学」というのもある。自然哲学、法哲学、経済哲学・・・・などなど。また、さまざまな職業を営む人たちに対し「あの人には哲学がない」というのは大変な悪口になる。 個別学問に「哲学」が付くと、個別的な分野の話…

哲学の不思議

ヘーゲル法哲学をやろうとして、その意義を考えているうちに、そもそも法や国家論を、哲学するとはどういうことなのか? なぜ法学そのもの、政治学そのものではいかんのか? が問われることになってしまった。 つまり、国家への哲学的アプローチとは何で、ど…

不安

このところ、やたらと不安が心を乱す。どんな不安かというと、親しい者が傷つくこと。まだその気配すらないのに。考えても仕方ないのに。どうか、皆幸せでいて欲しいよ。俺が生きている間は。

頭がヘーゲルに洗脳されそう

この間、ヘーゲルばっかり、ただし日本語で(一部はドイツ語)読んでいたら、頭の中でヘーゲル語がぐるぐる回っている。ヘーゲルは、実に独特の言い回しをするが、その論証過程で示される該博な知識や、美しい表現があって、この人の優れたところを自分なり…

2011⇒2012 そして未来倫理

2011から2012になった 年の区切りというものに何か意味があるのか? なんて言わない。 人々の意識に刻まれ、さまざまな営為がこのカレンダーに応じて動いている。 未来は完全に未知、不可視のように考える人もいるが、そうではない。人間の大半は、来年、あ…