ごめんなさいカントさん

おとといは、カント君を自分の弱さのレベルに押し下げて、自分を慰めてしまった。カント君すまん。ごめんなさいカントさん。とんでもないことでした。あれは、カント君でも、カントさんでもありません。
カントさんは、不撓不屈の人です。自分の感情を徹底的に抑制して、理性だけに基づいて、決して破綻することのない、哲学を打ち立てたのですから。僕のカント君は、僕が追いかけ得る程度まで、自分の気持ちに引き寄せたカントさんの幻影です。カント君は、僕の尊敬する友人です。
僕のような弱虫ではありません。素晴らしい人なんです。