絶滅への道を回避する方法

ある生物進化論者の話では、生命体は単純から複雑への道を歩み、複雑さをコントロールする限界に達すると絶滅するという。そして、絶滅種は、その後二度と地球上に現れることが無いという。絶滅を免れる種は、複雑さをコントロールする絶妙なバランスを保っているが、複雑になったものを単純なものに戻すことはできないという。
人間はあまりに複雑になりすぎた。多分絶滅への道を歩んでいるのだろう。その道が枝分かれする時、絶滅への道と生き残りの道があるのだろう。絶滅への道、それは複雑さを急速に増す課程に違いない。人間には、まだまだシンプルに生きる能力がある。自動的な電気的温度コントロール装置よりも、着るものを工夫し、自然の風を利用し、暑い時は木陰で休むことだ。それらは、全てエネルギーの消費を抑えることと繋がる。
原発は驚異的に複雑な安全装置を持ち、人智を尽くして、危険な要素をコントロールしようとするものだった。
もうやめよう。シンプルな生活こそ、人類が絶滅を免れる道だ。