原発明らかになったこと

昨日、朝日新聞世論調査が発表された。
浜岡原発停止という菅総理の決断を評価するとの回答が60%を超えている。また、他の原発は維持というのも賛成多数。菅総理民主党政権への評価は相変らず低い。が、自民党への支持率も上がっていない。
実に、まともな結果だ。現時点でこれ以外の結果が出たらおかしい。
もう一つのニュース、福島原発は、津波に襲われて電源喪失し、僅か4時間後には、核燃料の殆んどが溶融していたらしいという事だ。国民は、原子力発電の権威達の解説を毎日聞かされていたが、まったくこんな話しではなかった。
しかも、それを追求されると「我々もその可能性はあると思っていた」などと言う。
太平洋戦争時の大本営発表と同じで、我々を欺き続けてきた東京電力原発管理責任関係者の罪は重い。
この間、原発を巡る嘘八百の話が暴露されつつある。いわく、「原発コストは安い」「原発だけがエネルギー危機を救う」・・・。
電力料金と税金で、ジャブジャブの利権構造ができ、しかもそのおこぼれで生活が成り立つような自治体、企業、勤労者が大量に存在する。
こういうシステムは、危険な原発を廃棄する大きな障害となるだろう。そして、最終的には原発に依存する者を含め、日本が駄目になっていく危険がある。当面のために、未来を駄目にする。麻薬とおんなじだ。
この道はいつか来た道か?