歴史の逆転ができるか

原発への依存を止めると、日本で使える電力は、30%近く減少するだろう。
さらに、今想定されている原発計画が止まり、石油石炭などの化石エネルギーへの依存=二酸化炭素の増大を止めれば、産業やライフスタイルに激変が起こる。。
それは、人類が初めて体験する、右肩上がりから下り道への転機となるかも知れない。
かつてよりはるかに効率の良い社会になったが、それでも、何十年か前の社会に押し戻らされる可能性がある。
それは、企業活動の停滞と大失業を生むだろうが、その後は、人類は別のコース、つまり自然と共生する社会への道を歩む以外ない。
ある意味では、それは歴史の逆転を意味する。
それをハッピーと思えるかどうか?
それは考え方の問題だけではなく、そうした条件でハッピーとなるあり方の問題でもある。
たぶん、そうした知恵は昔の生活の中にたくさんある。
例えば、任天堂のゲーム機器よりも、お手玉やベーゴマの方が面白いとかいくらでもある。
自動販売機の飲み物よりも、やかんのお茶や、普通のお水の方がうまいかも。
プラスチック容器よりも、鍋や瓶でいいじゃないか。
自動車より自転車だ。フィットネスにいくくらいなら、歩けばいい。
人類は、もっともっと工夫できる。
歴史の逆戻り、それは案外楽しいかも。