心の中の共同体のために

想像を超える大地震津波原発事故、まるで戦争のように多くの人々の命を軽々と奪い、健康を破壊し、いつ果てるとも知れない不安をもたらしている。
そして、本当に多くの人々が生きるため、助けるために闘い続けている。
この闘いは、明らかに自分ひとりだけのためではない。
まさに、「共同体」のためだ。
その「共同体」は、一人一人の心の中にある.

個人を超えて過去から未来へつながっていく連続体としての共同体は、人間が人間である限り、必要不可欠なものだ。

しかし、過去と未来を比べれば、未来がより重要だ。我々老人は、子らのために死ななければならない時もある。子供は、何よりも大切なものだ。それは、共同体を永遠のものとする、最後の希望だから。
我々は、乳児の健康に危険をもたらすに至った原発事故の拡大を何としても阻止しなければならぬ。