死ぬ前に

いずれ死ぬという感じが拭えない。死んだら、どんなに妻が泣くだろうかと思うと、いたたまれない。できれば、早く忘れて、もっと楽しい人生を、おくって欲しいと切実に思う。あの世の存在を欲するが、どうもそれは無さそうだ。きっぱりと、死ねば何も無いということを認めよう。生は奇跡なのだ。だから生きているうちに、生きていることの素晴らしさを徹底的に味あわなければならん。