希望と未来

希望を失うことは、死よりも恐ろしいことである。希望は、未来に向かうものだから、未来の無いところに希望はない筈だ。だから、子供は希望のしるしであり、未来を担うものだと言われる。
しかし、そうなると、死はどうなる? 死を間近に控えている人間に希望は無いのか? つまり、死=未来の無いこと=希望の無いこと なのか?
哲学は、これに断固「否」といわなければならぬ。否という、ロジックを鮮明に、反論し得ないほど明確に、述べねばならぬ。
しかし、どのようにして?