暗い展望を超えて

ある信頼すべき筋の話では、現在の国会議員、マスコミ有力者の殆どは、東京電力が提供する甘い蜜を吸ってきたということだ。
また、小沢裁判で一躍有名になった水谷建設は、殆ど100%東電の仕事で食べていた会社であるばかりか、そもそも小沢一郎の資金源を辿って行くと、巡り巡って殆どが東電の工事関連から出ているという。
まったくなんてこった。
民主党は分裂で、管政権は弱体化するだろうし、自民も公明も責任を取りきれる強い力は持てない。小沢一郎も大したことはできまい。となると、この国は、漂流していくことになる。国債は間違いなく価格低下し、利子の上昇が不可避、経済は低迷する。
強いリーダーシップを求めて、ファシズム的な勢力が伸張する土壌が生まれ、これに対して東電のような、弱みを持った企業がお金を回すようになったら、もう危ない。
危機が迫っている。
しかし、国民が厳しい現実を受け入れ、少しの我慢と、努力を重ねれば、まだまだ間に合う。
甘い汁を吸い続けることができなくなりそうな連中のパニック的行動が一番危険だ。
ジャーナリズムの責任は重い。
暗い展望を言うのは容易い。
必要なのは、不屈の意志と希望の哲学だ。