福島原発崩壊 のもたらすもの

福島原発は、ほぼ崩壊状態にある。たとえチェルノブイリ的事態を免れたとしても、最早二度と原発の建設はできないだろう。
それがもたらすものは何か?
低炭素化社会への切り札とされた原発ルネッサンスへのストップがかかったということだ。
石油に代わるエネルギー候補のコスト・パフォーマンスは大きく劣るから、
エネルギーをあまり消費しない社会への転換以外の選択は無いと思う。
くだらないエネルギーの無駄使いは、ごまんとあると思うが、それを切り捨てていく過程は、全世界の経済成長の鈍化、あるいはマイナス成長を伴わずに可能とは思われない。
そのプロセスは過酷なものになる可能性があるが、唯一方法がある。それは、何を持って幸せな人生と考えるかという、人類の倫理と価値観の転換だ。
自然の神々とともに生き、互いの温もりを感じるような生活こそ、求めるべきものかも知れない。