2011-11-29から1日間の記事一覧

もう一つの世界精神史

ヘーゲル哲学史は、世界精神の発生、展開、その合理の洞察と記述である。それは、ギリシャに発し、ゲルマン的国家精神によって完結する西洋哲学史であり、東洋哲学は、哲学史における一時的な存在理由しか持たない。この枠組みは、強引であるが、そう簡単に…

理念

カントの「理念」について色々と批判があるのは知っているが、その批判はどうも迫力が無いように思う。理念は、確かに「あるべき姿」を描くものであるから、内的な必然性を欠き、単なる無力な「理想」の提唱に過ぎないという面がある。しかし、カントの「理…

アリストテレス

今更ながらだが、アリストテレスは、西洋哲学の母のように感じられる。広大で、豊かな哲学の土壌を提供したアリストテレス。僕は尊敬の念を新たにした。